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2019.12.31

父へ バイバイ!!  ブログ

 

令和元年最後の日

 

 

令和の始まりを迎えた2019年

私にとっては特別な年となった。

新しい出会いや別れがたくさんある中

 

父の死

Rin 鈴 としてのスタート

 

この二つの出来事が令和元年に起こった

ことは偶然ではない。

 

9月20日、兄から「父が帰って来ない」

と連絡があり、ちょっとした騒動になった。

父が自分で運転をして山の家へ向かう途中、

運転を誤り車が転がって中で動けず意識もはっきり

しないまま数時間いたのだ。

 

救急車で運ばれた病院は、私の住まいから

車で5分の病院だった。

まさに、私に毎日来てくれという

意志の流れだった。

なんて父らしい笑

頭を打っていたので状態は悪く、90という

年齢もあり、もう長くないことは感じていた。

 

毎日父の手を握り、声に出さずに二人

会話をした。

90年の父の人生のあり方

僧侶である父は、全てを ”南無阿弥陀仏”

に問い、映し出し、生きてきた。

これまでの奇妙な父と娘の関係…

私と同じように、父も苦しんでいたこと。

 

私は面白いほど毎日泣いていた。

 

 

10月7日、父がもうダメだと連絡を受け

病院に駆けつけた。

父の目の奥の眩しいほどの光を見ながら

私は父の魂に触れた

こんなに綺麗な光をかつて見たことはない

父の深い愛を苦しいほど感じていた…

 

これまで何度もの人生で互いに関係性を変えながら

魂を成長させてきた私たち2人は

この人生で全てを完結した。

清々しいほどの別れに

ありがとう以外の言葉はなかった。

 

最後の人生は荒療治だったが

そこを通り今の私があることの意味は

これから、もっとはっきりするのだろう。

 

Rin 鈴 の私をを本当に理解してくれる人は

身内でも親しい友人でも、まだあまりいない。

父には伝えられないまま逝ってしまったが

父に伝えたのなら、きっと1番の理解者になって

いたのかもしれない。

 

「その道で進むために生まれてきたんやろ…」

という声が聞こえてくる

父の代わりに Rin 鈴 が今後は

私を大きく支えてくれるだろう。

 

いつも別れ際、「バイバイ」と言い

手を振る父

2019年最後の日

私は父を想い涙する…